Notorious Memorandums

おもに鉄道の他愛ない話がごくたまに書かれます

春の別れ その1

お久しぶりです。
新学期となりました。私は相変わらず大学にいますが、今年は修論提出年ですからいろいろあたふたしそうです。今年度も若干新しいことを始めましたが、それ以外は代わり映えせず。

さて、今回は3月末にありました別れの記録について。写真多めです。

その別れと言いますのは…
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そう。全日空から3月末に引退したボーイング747-400D、通称ジャンボです。
引退日に知人につれられて羽田空港まで行って参りました。最近は鉄道からやや離れつつある気もします…

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ジャンボらしいのはこの角度。

ターミナルの展望デッキから見ておりますと、目の前のC滑走路から風に抗いながら那覇へ飛んでいきました。
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那覇から羽田へのラストフライトは場所を移しまして空港の対岸から。
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前日の3月30日から羽田空港国際化が拡大し、国際線の年間発着便数が6万便から9万便になりました。羽田の空も赤と青からより一層華やかになりそうです。写真はチャイナエアラインエアバス330-300

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ANAJALのジャンボは来なくとも、羽田にはまだジャンボが来ます。写真はキャセイパシフィックのジャンボで、他にもルフトハンザ、タイ国際航空などを見かけました。

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そして本命のトリトンブルーのジャンボ。優雅に着陸していきました。

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ANA B747-400 GOOD LUCKテーマ曲「DEPARTURE] - YouTube
ANAのジャンボと言えば、どうしてもグッドラックが頭をよぎります。あの頃はやはりジャンボが主役でした。今は、羽田で見る限り787が主役になりつつあるように感じました。

最後にオマケ
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ANAのDHC-8-300も同日に引退しました。ラストフライトは引き返してきたようですが…。ジャンボの後に小さな機体が花を添えました。


余談…
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今年の某大学(笑)の入試問題にはちゃっかり空港問題が出題されていました。また違う大学では鉄道問題も出題されていたようです。
教授の研究分野というか、趣味が垣間見える(?)問題ですね。

ではでは。
次回は多分交通科学博物館の話です。

帰国

こんにちは

昨日の飛行機で無事帰国しました。
細かい報告は機会があればさせていただきますが、今回は学術目的でしたので、あまり観光はしていません。

私が台湾にいる最中は立法院で騒動があったようですが、クリミヤ情勢しかり、遠くの国だけでなく近くの国の情勢(と歴史)をつかんでおかなければ大きな流れを見失うことになるでしょう。
とりわけ、中国(台湾・香港など含む)・朝鮮・ロシア・東南アジアを学ぶ意義は様々な点で所在していると感じられますね。

まあ堅い話は置いておいて、次回はゆるっとした台湾の話を何か書きます(何日後かは知らないけれど)。
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(イメージ画像)


今回の発表でも感じましたが、「書く」ことでさまざまな整理がつくので、思い出したようにかければよいかなと思います。その分、脈絡も無くなっていくかと思いますが。

ではでは。

台北行

おひさしぶりです。
本日からダイヤ改正ですね。
個人的には「あけぼの」「ホームライナー古河」の廃止などのトピックがありました。
現今もお付き合いいただいている皆さんとの思い出がいろいろあった列車でしたので、個人的には寂しさはありますが…。
気付けば185系も2,3回乗っただけで「終焉」を迎えそうです。

はてさて、表題通りまたまた台湾に行きます。
遊びというよりはお勉強で、あまり精神的に楽ではありませんが、半年ぶりの海外(また台湾)は楽しみであります。
行きの飛行機は、初めて羽田から海外。しかもボーイング787ということで、こちらも楽しみです。
帰着して旅行記が書けるほど実りがあればよいなーと思いますが(笑)

ではでは~

ショスタコーヴィチ

先日、NHKのプレミアムシアターで放映していた佐渡裕ベルリン・フィル定演の模様を視聴しました。演目の中心はショスタコーヴィチ*1の5番、日本においては「革命」という副題が付されることもある交響曲です。


ショスタコーヴィチ「交響曲第5番フィナーレ」 - YouTube

ショスタコは1937年に初演されたこの第五番を、前作に対して寄せられたソ連当局の厳しい批判の中で書き上げたとされており、この第五番で見事な名誉回復を成し遂げたとされています。そうしたことを念頭に置きながら聞いてみれば、確かに実にソヴィエト的な曲です。しかしながら、全体としてマーラーの影響を感じるほか、上に示した四楽章の中にも、ロシア的な旋律が含まれており、聞いていくと非常に清々しい気分にさせられます。

この第五番を巡っては、様々な解釈が繰り広げられました。主として「体制に迎合しているのか否か」という点に収斂しますが。社会主義体制下において、当局によって様々な権利が制限される中で、芸術家がどのような表現を行うかも厳しく問われました。とりわけ、ショスタコーヴィチのような国を代表する作曲家に対しては厳しい批判も数多く寄せられました。そうした中で、彼はどのように音楽を表現したのでしょうか。

社会主義と音楽(あるいは政治と音楽)というのはとても興味深い話題で、非常に多くの論考がありますが、「この曲を作曲した際の筆者の心情を答えよ」というのはひとつ大きな難問であるのかも知れません。

とはいえ、聞く側とすれば、こうした「講釈」はほとんど不要のもので、純粋に音楽を楽しめればそれが良いわけです。しかしながら、美しい旋律の中に、作曲家の葛藤が微妙に表現されていることを感じ取れれば、それも良いかと思うのです。

余談ですが、11月2日~4日に大学祭があります。ことしも鉄研ブースにおりますので、ご興味の方は是非どうぞ。国立西キャンパス、本館35番教室です。

*1:1906-75、ソ連の作曲家。ペトログラード音楽院で学び、1924-25年に作曲された交響曲第1番が注目を集める。ゴーゴリ原作のオペラや劇伴音楽でも活躍したが、1936年に『プラウダ』紙上で批判を受ける。また、1948年にも、いわゆる「ジダーノフ批判」を受けるなど当局から公式批判が幾度となく行われた。その一方で、14曲の交響曲を肇として、バイオリン協奏曲、チェロ協奏曲など数多くの楽曲を残し、近代ロシアの作曲家として大きな足跡を残した

上野駅130年(高崎線130周年)

こんにちは、昨日今日とやや涼しい日が続いています。
過ごしやすくて良いですね。我が家ではようやくエアコンが復旧しました。

さて、みなさまお久しぶりです。およそ4ヶ月ぶりですからもはやこれはブログというよりもハンムラビ法典みたいな石版的な何かかも知れません。なんというか速報性もなにもあったもんじゃないですね、すみません。

4月に大学院に入りましてはやいもので半期が過ぎました。意外にも「ヒマだろう」という予想をあっさり裏切られ、割と忙しく過ごしていました。これからの2ヶ月は自分の研究を行っていく必要があります。そんなこんなで夏休みを迎えたわけですが、夏休みに入った途端に緊張の糸が切れたのか1週間ぐらい寝込んでしまいました。夏風邪はバカがひくもの、という定説を見事に証明してしまいました。

そんなこんなで、7月28日に運転された高崎線130周年号のお見送りに行けず、本来はそのことをご報告するために記事を書く予定だったのですが、主菜を仕入れられない状態になってしまいました、南無三…。とはいえ、穴埋めすべく、今後こういうことをやっていきますよーということをお知らせしていこうとおもいます。

まず、表題にあるとおり、本年は1883年7月28日に日本鉄道が上野~熊谷を開業させてから130年に当たります。開業以来幾多の改良を重ね、1982年の東北・上越新幹線大宮開業、1985年の上野開業を大きな画期として推移してきました。東北縦貫線の開業も控え、「現状」の上野駅も変化が予想され、140周年を迎えた上野駅はどのような変化を遂げているのか想像をするのは難しいでしょう。

そこで、本ブログでは、これから1年間をかけて上野駅の歴史(とりわけ、人々の記憶の中に上野駅がどのように残ったか)を掘り下げていく予定です。また、東北縦貫線開業を目途として、「上野駅本屋」の復原工程を精査していきます。

相変わらず更新頻度が低いブログですが、今後は上記内容に関して月1回程度何らかの報告をさせて頂きたいと存じます。長くお付きあいさせている皆様方には、引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

ではでは。

PS:8/6-12は台湾におります

ご報告

私、noto92は2009年から4年間にわたって大学に在学しておりましたが、2013年3月を以て大学を卒業し、4月より大学院に進学することとなりました。大学院に在学いたしましても、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

なお、あまりこちらのブログでは書いておりませんでしたが、私は社会学部に在籍しており、主に社会史、社会文化史に関して研究しております。卒業論文は「日本統治下台湾における鉄道の機能」と題し、1895年から1945年の50年にわたる日本の台湾統治の歴史に於いて、鉄道がどのような役割を果たしていたかを明らかにしました。

大学院では、学部でのこうした研究を拡大する形で、植民地と日本内地の連続性、接続性に関して研究を行う予定です。

今年は台湾にも何度か行ければなぁと思っております。
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更新頻度は少ないと思いますが、つれづれ書いて行ければと存じます。
それでは、またお会いしましょう。

謹賀新年

皆様

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もよろしくお願い申し上げます。

普段、当ブログを御覧頂きましてありがとうございます。
最近はめっきり更新も減ってしまい心苦しい限りですが、どうか気長に閲覧頂けますと幸いです。

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(※画像はイメージです。祖母の作品)